出鱈目

出たサイコロの目を受け入れて生きるー出鱈目

ブラックとセクハラ

常見陽平氏が、IT企業は何故ブラックになるのか?ブラックとは何か?仕事がきついあのリクルートは何故ブラックではないか?を論じている「IT企業という怪物 組織が人を食い潰すとき」という新書を出すらしい。
もちろんまだ発売されていなので具体的な内容は解らないが、これらの情報から私が感じたのは、ブラックとセクハラはとても似ているということを思った。
セクハラが定義しにくいのは、受けている人がどう思うか?ということである。住んでるところを聞いてもセクハラになる一方で、身体を触ってもセクハラにならないという、掴みどころのない現象である。
まさにブラックも同じ、要は従業員が思うかどうかなのだ。そういう意味で、リクルートは、企業に従業員を惚れさせるという戦略をとっているため、手荒いことをしても問題がおきない。そして、どちらかといえば逆に、手荒いことでもついてこれない奴は不要という空気になる。なので、企業をブラックだと批判する声は少数派となり、自然に居られなくなる。本当にブラックだと思うなら、とっとと外に出た方がいいという空気になる。
このようにブラックにも絶対的基準はない。このことを認識して、メディアやSNSやまとめサイトに惑わされず、自分に合う合わないを想像して感じることが、組織を選ぶ時に必要。ただ、もっというと、組織の選択はゴールではなく、所詮は手段であるので、人生の目的をきちんと考えることが、一番振り回されない対策になると思われる。
要はゴール設定。それも高みのあるゴール設定。ここが一番大事。