出鱈目

出たサイコロの目を受け入れて生きるー出鱈目

中村文則

遮光 中村文則

前のエントリーでも書いたが、中村文則の遮光を読んだ。自分の居場所を無くした人の話だと思う。そしてこれは中村文則の主要なテーマとなっているようだ。これは推測だが中村文則は恐らく施設で育っている。もともと自分のアイデンティティとか居場所とかに…

銃 中村文則

この本を他の人にどのように勧めれば良いのか解らない。しかし多くの人に読んで欲しいと思う本だ。この主人公はとても常に冷静で客観的俯瞰的に自分のとりまく状況を見てる。こんな風に自分をコントロールできたら人生楽しいんじゃないかと思う。羨ましく思…

何もかも憂鬱な夜に 中村文則

マイノリティな人達の話だ。ホームランもヒットない。普通に観客として外野席に入ることで幸福というレベル感だ。作品の素晴らしさと世の中の需要はリンクしないという文があり、解説で又吉が言及している。あとがきでは、筆者が、この本を読んでくれた人達…

掏摸 中村文則

昨日の夕方買った中村文則の掏摸を読み切ってしまった。夜中の3時過ぎだった。世の中は全く公平ではない。自分にちょっとした幸運があっただけで「神様っているんだな〜」って女子大生が呟いてる時に、理由なく罪もないのに親に殺される子供や生まれて間もな…