出鱈目

出たサイコロの目を受け入れて生きるー出鱈目

バルスという名のバブル

バブルは楽しかったよねと、バブルを懐かしむように、バルスで国民全員がバカになれた時代は良かったよねと、ある未来で必ず言われるのだろうと思う。
右肩下がりの社会においては、信じ続ければ夢は必ず叶うという指南書は、どんどん出鱈目になって行く。
段々と出鱈目になっていくこのふざけた社会に自分の娘達を立ち向かわせることに、とても罪悪感のようなモノを覚える。
娘に説いている成功の秘訣も、どんどん出鱈目になるのである。
大きな声には出せないが結局、自分が守りたいものしか守れないのが現実で、守りたくないものや守れないものまでも、守ろうとすることは、偽善であり、無責任だ。
ただ、その行為すらも、自分が守りたいもののための手段であるなら、納得となる。
そして、それが手段なのか目的なのか、本当のところは、本人にしか解らない。
この世界は本当に出鱈目だ。
良くも悪くも。