2013-11-22 決壊 平野啓一郎 平野啓一郎の決壊を読んだ。今の社会の危うさと希望のない未来を感じた。しかしこれがリアルであり現実だろう。救いがないのは、それに対する筆者の指針がないからである。しかし簡単に救いなどを投じれないということが現実でもある。その現実を前提にしたとき、筆者がただ言えることは、「謝って許してもらうことなど何もない」ってことなんだろうと感じた。月並みな言葉にしかならないが、雑に自分勝手に他人を扱ってはいけないってことだ。また、読み返したい本になった。