出鱈目

出たサイコロの目を受け入れて生きるー出鱈目

決壊 平野啓一郎

平野啓一郎の決壊を読んだ。
今の社会の危うさと希望のない未来を感じた。
しかしこれがリアルであり現実だろう。



救いがないのは、それに対する筆者の指針がないからである。
しかし簡単に救いなどを投じれないということが現実でもある。

その現実を前提にしたとき、筆者がただ言えることは、「謝って許してもらうことなど何もない」ってことなんだろうと感じた。

月並みな言葉にしかならないが、雑に自分勝手に他人を扱ってはいけないってことだ。

また、読み返したい本になった。