SURVIVE2014
自分が大学生だった2000年前後、就職氷河期だったが、生きていることは前提にあった。
ニートが生まれ増え続け市民権を得たし、平和ボケという言葉もよく聞かれた。「日本の未来はwow世界が羨むyeah」と呑気にみんな歌ってた。
2002年から2008年までいざなぎ景気が続き、空気は穏やかだった。正に嵐の前の静けさ。
そして2008年のリーマンショック。iPhoneも発売され、スマフォ化時代に一気に突入。加えてグローバリゼーションが加速した。
この2008年の変化からの流れが今も続いていて、主流である。この流れは日本の工業にとっては調子が悪く、SONYも松下も良いところがない。
悲しいかなオリンピックもアベノミクスもこの主流を変えられるだけの力はない。
そして、この流れが5年も続けばV字とか一発逆転とかいう発想にならず、前提の思考になっていく。圧倒的に他国を凌駕できる日本アニメを改めてクールジャパンといって推すのはその反応だ。
日本にはテクノロジーを研究する力はあるが、販売する力がない。このグローバル資本主義の時代においてこれは致命的である。
よって日本はこの未来をどう生きればいいかの、指標がない状態だ。
だから「人生捨てたもんじゃないよね」とフォーチュンクッキーが歌われ、「生きるために戦え」とミカサに煽られ、「SURVIVE」とカップヌードルのCMを観ることになる。
とにもかくにも、このグローバル資本主義が茶番であることが理解されるまでサバイブするしかないってことだ。