出鱈目

出たサイコロの目を受け入れて生きるー出鱈目

点字ブロック

目の見えない人が点字ブロックを頼りに駅から歩いてくる
いつも見るがいつ見ても力強さを感じる
駅前の溢れかえる人の群の中に際立つ

群は彼になんの関心も示さないように、一直線で自分のオフィスかコンビニに向かっている
でも、彼の存在にはしっかり気づいてて、ちゃんと点字ブロックの周りは空けられている

この光景もいつも見るがきちんと統制されたシステムを感じる
悪い印象はなく通常運転の安定性を感じる

ふと変なことを思う
点字ブロックを頼りに逆に駅に向かう新入りが参入することを想像する
毎朝、駅前の点字ブロックで、目の見えない二人がぶつかるわけだ
点字ブロック基本的にすれ違えないから

その時、周囲の群システムは、どんな風に対応するだろうか?